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高原の猛獣 正チャン ズク小僧[image1]
商品名
高原の猛獣 正チャン ズク小僧
商品説明
[編集] 榎本進一郎
[発行所] 榎本書店 [シリーズ] 豆本 正チャン文庫
[発行年] 大正14年
[言語] 日本語 [図版] モノトーン|イラスト
[フォーマット] その他|中綴じ [ボリューム] 31ページ
[サイズ] 104mm × 71mm × 4mm
[構成] 1冊 
[コンディション] BODY:VERY GOOD ★★★★☆☆☆ JACKET:VERY GOOD ★★★★☆☆☆
[商品メモ] 裏シミ、端少欠けあり
[備考] 絶版
商品解説

[コメント] 大正時代にちなんで命名されたといわれる正チャン(『正チャンの冒険』)も、連載当時こそ制服制帽ですが、後にトレードマークとなるさまざまな帽子がキャラクターグッズとして、当時の子どもたちに流行し、ハイカラでおしゃれ、勇敢で正義感が強く、動物ともお話のできる冒険好きという正チャンは当時の少年たちの夢を象徴する存在として、正チャン大会まで開催されたといいます。正チャンに助けられ冒険をともにするおっちょこちょいでドジなパートナーのリス(リスサン)や、妖精からもらった不思議なドングリから生まれたいたずら好きなドンキチとともに、悪魔や魔物に悠然と立ち向かう冒険ファンタジーは、岡本太郎の父 岡本一平(1886-1948)の作品や、阪本牙城(1895-1973)の「タンク・タンクロー」、麻生豊(1898-1961)の「ノンキナトウサン」、田河水泡(1899-1989)の「のらくろ」、島田啓三(1900-1973)の「冒険ダン吉」と並ぶ日本最初期の漫画として、また日本でふきだしを最初に採用したマンガとして知られています。

正チャン(『正チャンの冒険』)のスタートは、欧米での新聞連載マンガの人気を知った織田信恒(1889-1967)が、童話作家の巌谷小波(1870-1933)の紹介で朝日新聞社に入社後『日刊アサヒグラフ』の「子供ページ」欄を担当し、同社で題字やカットを担当していた樺島勝一(椛島勝一 1888-1965)を東風人のペンネームで挿絵に起用、自らも原作と文章を担当し、1923(大正12)年に連載したのが始まり。

若い頃欧米の雑誌挿絵から独学で習得したという樺島勝一は、後に講談社に活動の場を移し「少年倶楽部」で連載された山中峯太郎(1885-1966)の『敵中横断三百里』などの軍事冒険小説、南洋一郎(1893-1980)の『吼える密林』などの冒険小説、海野十三(1909-1948)の『浮かぶ飛行島』などの空想科学小説に、細密な挿絵作品を提供しペン画の鬼才とまでいわれ、後のイラストレータや画家たちにも大きく影響した存在。

見開きの片方が絵で片方が文章という当時多かったレイアウトに、サイズも現在の文庫(A6)の約半分という大正時代末に発行された漫画文庫の本品。実は当時の子どもたちには高価だった出版社単行本に代わり、天狗文庫・英勇文庫・錦城文庫・忍術文庫などを発行していた大阪の榎本書店が、新聞の連載漫画を無断で製本し、色刷りの表紙を付けたものでした。本品は「豆本 正チャン文庫」シリーズ中の八冊一組で売られていた「正チャンズク文庫」の一冊。ズク小僧が登場するシリーズ中でも数少ないお話は、いつものようにリスをお供に、インドを旅した正チャンたちが現地で聞いた人攫いの“猛獣”を追っていく冒険譚。

[図書分類] 漫画・コミック|出版・印刷|素描・描画・イラスト
[キーワード] MEDIA・MESSAGE|TRIP・TRANCE|BOOKBINDING

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