商品画像

商品名

未来派 FUTURISM 1909-1944

商品説明

[監修] エンリコ・スポルティ　井関正昭（構成）　[編集] セゾン美術館　北海道立近代美術館　宮城県美術館　滋賀県立近代美術館　東京新聞　[翻訳] 諸川春樹（翻訳監修）　鵜沢隆　浦上雅司　片桐頼継　吉城寺尚子　古賀浩　堤康徳
[デザイン] 浅井潔　場面俊之
[発行所] 東京新聞
[発行年] 1992年
[言語] 日本語　[図版] カラー、モノトーン
[フォーマット] B5変型　[ボリューム] 404ページ
[サイズ] 235mm × 175mm　※外寸表示に移行中
[構成] 1冊　[付属] カバー
[コンディション] BODY：VERY GOOD ★★★★☆☆☆　JACKET：VERY GOOD ★★★★☆☆☆
[商品メモ] カラー図版約160点ほか、カバー背上部にスレ・シワあり
[備考] 版元品切

商品解説

[コメント] 1909年に主導的人物フィリッポ・トマーゾ・マリネッティ（Filippo Tommaso Marinetti 1876-1944）がフィガロ紙に発表した“未来派宣言”とともに誕生したイタリアの前衛芸術運動「未来派（Futurismo）」は、「自動車はサモトラケのニケよりも美しい」という有名な言葉に示されるように、それまでの歴史的・伝統的な倫理観や美意識に対して、運動造形論、同時性、速度など、産業革命後の「機械時代（マシーン・エイジ）」をいち早く取り込み、機械の美学・スピードの美学を積極的に提唱した。新聞紙上を利用し大衆へ向けた政治活動や過去の文化や伝統を否定した過激なスローガンはその理解を遠ざける原因にもなったが、音楽、演劇、映画、写真、建築、グラフィック・デザインや家具衣服、食器のデザイン等プロダクト・デザインまで、人間生活のあらゆる領域を変革しようとしたこの運動は、美術や文学にとどまらず、後の新しい芸術誕生に大きな影響を及ぼした。本書は、「未来派宣言」の1909年から、マリネッティが没した1944年までの間に、未来派が繰り広げた多彩な活動を、マリネッティのほか、アントニオ・サンテリア、ウンベルト・ボッチョーニ、カルロ・カッラ、ルイジ・ルッソロ、ジャコモ・バッラ、ジーノ・セヴェリーニ、フォルトゥナート・デペロ、ブルーノ・ムナーリ、バッラ、デペーロらの183点の作品・写真ほか膨大な資料により紹介した巡回展の図録。

[目次・構成・収録内容]
テキスト
　イタリア未来派を知るために　エンリコ・クリスポルティ
　日本における未来派　井関正昭
カタログ
未来派創立宣言
I
　未来派メトロポリス
I/1　1910年代の未来派の建築像
I/21920年代、30年代の未来派の建築像
II
ダイナミズム、メカニックな想像力、都市の同時性、宇宙的投影
II/1　分割主義的絵画の段階
II/2　未来派造形探求の「分析的」段階
II/3　未来派造形探求の「総合的」段階
II/4　未来派造形探求の「機械的」段階
II/5　未来派造形探求の「航空絵画、コスミック」段階
III
再構築された宇宙
III/1　演劇、ショー
III/2　インテリア・デザイン
III/3　調度品、ファッション
III/4　郵便コミュニケーション
III/5　写真とフォトモンタージュ
III/6　言語の視覚化
III/7　文学、著作物
III/8　エディトリアル・デザインと広告
III/9　政治、戦争学、批評、科学、習慣
資料
　未来派作家解説
　未来派年表1909-1944
　未来派主要参考文献

「未来派創立宣言」
「未来派建築宣言」
「ダイナミズム、精神状態、ドラマチックな未来派建築宣言」
「未来派画家宣言」
「未来派絵画技術宣言」
「未来派彫刻技術宣言」
「未来派による宇宙の再構築宣言」
「色彩宣言」
「未来派機会芸術宣言」
「未来派航空絵画宣言」
「未来派舞台美術宣言」
「雑音芸術未来派宣言」
「未来派映画宣言」
「無線想像力と自由な状態のことば未来派宣言」
「未来派政党宣言」
など、宣言文ももらさず収録。

[図書分類] アート・芸術全般｜文学全般｜デザイン全般｜出版・印刷
[キーワード] TECHNOLOGY｜MODERN（モダニズム）｜REGION・AREA｜EXHIBITION｜BIOGRAPHY｜AVANGARDE｜MEDIA・MESSAGE

詳細情報を表示

基本情報のみ表示

外部リンク