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歴史と認識〈新版〉　アルチュセールを読む

商品説明

[著者] 今村仁司
[発行所] 新評論
[発行年] 1986年　新版2刷
[言語] 日本語　[フォーマット] 四六｜ハードカバー　[ボリューム] 270ページ
[サイズ] 138mm × 196mm × 23mm
[構成] 1冊　[付属] カバー
[コンディション] BODY：GOOD ★★★☆☆☆☆　JACKET：GOOD ★★★☆☆☆☆
[商品メモ] カバー・本文ページにヤケあり
[備考] 版元品切

商品解説

[コメント] ガストン・バシュラール（Gaston Bachelard 1884-1962）のもとでヘーゲルを研究し、のちに『マルクスのために』（1965）と『資本論を読む』（1965）など、独自の認識論を展開したフランスのマルクス主義哲学者ルイ・アルチュセール（Louis Althusser 1918-1990）。本書は、アルチュセールのマルクス研究に盛り込まれた認識論的立場と内容に照準を合わせ、歴史と社会に関する科学的認識の理論としてマルクス主義に新たな視点を導入したアルチュセールの思想全体を整理する狙いで、今村仁司（1942-2007）が同社より1975年に発表した『歴史と認識―アルチュセールを読む』の新版。

[目次・構成・収録内容]
〈新版〉刊行にあたって

序章　アルチュセールの哲学への一般的序論
　一　認識論的接近
　二　古典派経済学・ヘーゲル・マルクス
　三　歴史観上の「認識論的断絶」
　四　科学革命
　五　哲学革命
　六　フランス認識論とアルチュセール
　　アレクサンドル・コイレ
　　ジョルジュ・カンギレーム
　　ガストン・バシュラール

〈補遺〉　アルチュセールとフランス認識論
　I　アルチュセールの仕事
　II　科学的実践
　III　科学とイデオロギー

第１章　
　一　はじめに
　二　認識論の課題
　三　読解上の諸問題
　四　読解方法の二形態
　五　経験主義批判
　六　マルクスの認識論
　　1　認識の対象と実在的対象の区別
　　2　理論的実践の生産の歴史の概念
　　3　いわゆる「論理」と「歴史」との関係について
　　4　マルクスの「論証」の概念について

第２章　理論的実践の構造
　一　はしがき
　二　認識論（エピステモロジー）
　三　理論的実践の理論
　四　結論

第３章　理論的実践の一例─マルクス『経済学批判序説』の分析
　一　はじめに
　二　マルクスの古典派経済学批判
　三　『経済学批判序説』
　　1　消費と生産について
　　2　分配と生産について
　　3　交換と生産について
　四　生産様式
　五　結語

第４章　歴史と弁証法
　一　はしがき
　二　マルクスとアルチュセール
　三　弁証法の問題（一）
　四　弁証法の問題（二）
　五　弁証法の問題（三）
　六　社会的全体性（一）─ヘーゲル
　七　社会的全体性（二）─マルクス
　八　結語

第５章　歴史と認識─アルチュセールとアルフレート・シュミット
　一　はじめに
　二　「歴史に対する構造主義の攻撃」
　三　『歴史と構造』
　四　若干の問題
　　1　認識論をめぐって
　　2　理論と歴史、歴史と構造

第６章　思想と政治─アルチュセールとジョン・ルイス
　一　はじめに
　二　ジョン・ルイス
　三　アルチュセール
　四　《断絶》論の再考
　五　『ルイスに答える』の問題性

終　章　マルクス主義と社会科学─ひとつの小学界展望
　一　マルクス主義と社会科学
　二　アルチュセール学派の仕事
　三　マルクス経済学のルネサンス
　四　イデオロギー論と人類学

あとがき

[図書分類] 思考・思想・哲学
[キーワード] CRITICISM・CRITICAL｜HISTORICAL

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