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商品名

空間建築身体

商品説明

[著者] 矢萩喜従郎
[装幀] 矢萩喜従郎
[発行所] エクスナレッジ
[発行年] 2004年　1刷
[言語] 日本語　[図版] モノトーン
[フォーマット] A5｜ハードカバー　[ボリューム] 349ページ
[構成] 1冊　[付属] カバー、帯
[コンディション] BODY：FINE ★★★★★☆☆　JACKET：VERY GOOD ★★★★☆☆☆
[商品メモ] 謹呈署名入

商品解説

[コメント] ADC第一回原弘賞（1988年度）の受賞で注目を集め、グラフィック、サイン、写真、アート、建築、プロダクト、家具、評論など、幅広いデザイン領域での活動で知られる矢萩喜従郎が、人間の知覚と「平面」「空間」の概念を再考した『平面空間身体』に続き新たに試みる空間論。空間という捉えどころのないものをいかに捉えるかを、よりわかりやすく図解し、「触視知」、「障りの感覚」、「仮想境界面」、「呼吸するシークエンス」といった独自に定義する言葉を用い、視覚に偏重した20世紀的な知覚から、人間に備わる五官など身体感覚を呼び覚まし、空間探究の方法を語る。また、ル・コルビュジエ、フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエ、ファン・ドゥースブルフ＋ファン・エーステレン、安藤忠雄、槇文彦、藤井厚二、西澤文隆、鈴木恂、ヘルツォーク＆ド・ムーロン、フィリップ・ジョンソン、アルヴァロ・シザ、フィリップ・スタルク、ハンス・シャローン、カルロ・スカルパ、ヴァルター・グロピウスほか、世に名作として知られる古今東西のさまざまな建築家作品や空間づくりの代表例を解説・分析し、その内部や外部の空間にひそむ関係を紐解く試み。

[目次・構成・収録内容]
はじめに
　透明な身体の目玉の散歩

序章　曖昧な領域への眼差し
　明確なものへの懐疑と曖昧なものへの憧憬

第1章　身体感覚と「障りの感覚」に依る空間知覚
　身体感覚を駆使した知覚
　「障りの感覚」と創造哲学

第2章　「障りの感覚」を通した空間への眼差し
　過度に圧縮された空間
　縮尺1.1倍、1.2倍……を想定した空間把握
　空間の大きさの変化に感応する身体感覚

第3章　〈仮想境界面〉をめぐる思考
　〈仮想境界面〉に誘引される意識
　〈仮想境界面〉の紐解き
　イメージされる〈仮想境界面〉
　造形の有り様に依って生まれる〈仮想境界面〉を意識できない空間
　身体と精神に影響を与える〈仮想境界面〉
　成長する〈仮想境界面〉と視覚的な拠り所からイメージされる形態
　〈仮想境界面〉野芥以上とその影響

第4章　内部性と外部性を探る思考
　内部性と外部性の意識
　内部空間における内部性と外部性の変容
　複雑さをます内部性と外部性
　内部性と外部性が相互貫入する空間、あるいは内部性と外部性を限りなく希薄にする建築

第5章　「呼吸するシークエンス」を目指して
　透明性の意識を喚起する〈仮想境界面〉
　透けていく空間の重層性と〈仮想境界面〉の「張力」
　次の空間へと誘引される空間の連続性
　動きへと誘発される空間構成
　「空間の流動性」を誘う〈仮想境界面〉
　「空間の連続性」を意識することの類似と相違

あとがき
　建築の中身としての内部空間への眼差し

[外部リンク]
http://www.kijuro.co.jp/

[図書分類] 造形・彫刻・立体｜デザイン全般｜美術論・芸術論｜思考・思想・哲学｜建築・土木・環境工学
[キーワード] SPACE・VOID｜CONSCIOUS・SENCE｜COMPOSITION｜BODY（身体）｜FORM・FIGURE｜ARCHITECT（建築家）｜ENVIRONMENT

[コード] 4767803713

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