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アフォーダンスと行為

商品説明

[編集] 佐々木正人　三嶋博之
[装丁] 高須賀優
[発行所] 金子書房　[シリーズ] 身体とシステム
[発行年] 2001年　初版3刷
[言語] 日本語　[図版] モノトーン｜イラスト
[フォーマット] 四六｜ハードカバー　[ボリューム] 202ページ
[構成] 1冊　[付属] カバー、帯
[コンディション] BODY：GOOD ★★★☆☆☆☆　JACKET：GOOD ★★★☆☆☆☆
[商品メモ] 背に褪色あり

商品解説

[コメント] 脳、身体、環境、相互作用、ダイナミクス、エコロジー、アフォーダンス、統合と分化、複雑系、創発と目的、自己創出といったキーワードとともに大きな変化が起こりそうな前兆があるという心の科学。本書は「心」をめぐる研究の変化を具体的に提示し、その最前線を一望するシリーズ“身体とシステム”の入門編となる一冊。衣類を身につける全身の動き、食事のときの手の動き、視覚障害者の路上移動、打検士の職業的カンなど、ささやかな「行為」を生態心理学的な思考で分かりやすく解説し、人間の「行為」そのものに接近するラジカルな5つの論考を収録。

[目次・構成・収録内容]
まえがき
１章　運動の回復―リハビリテーションと行為の同時性　宮本英美
　１　行為の周囲にあること
　２　発達する運動構造
　３　靴下はきのアフォーダンス
　４　そして、発達へ
２章　行為の推移に存在する淀み―マイクロスリップ　鈴木健太郎
　１　小さな行為の推移にあること
　　　行為の多様な推移
　　　微小な行為の切片
　２　マイクロスリップの性質
　　　タスク環境の複雑さ
　　　行為選択を限定する
　３　マイクロスリップと行為の発達
　　　幼児の食事行動
　　　能動的な選択
　４　行動の分節とマイクロスリップ
　　　入れ子の分節
　　　マイクロスリップの生起場面
　　下位タスクの移行場面
　　行為が停滞する場面
　５　行為を調整する環境資源―アフォーダンス
　　　多様なアフォーダンス
　　　行動の柔軟性
　　　多重な環境定位
　　　行為が停滞する場面
３章　ナヴィゲーションと遮蔽　佐々木正人
　１　壁の切れ目
　２　壁と壁の向こう側
　３　街の肌理
　４　遮蔽
　５　音の遮蔽
４章　形なきかたち―「複合不変項」の知覚：〈ひも〉の知覚を題材として　三嶋博之
　１　形ないものの「かたち」の知覚
　　　ひもの形のヴァリエーション
　　　「同じ」ひもと「異なる」ひも
　　　「形」の知覚
　　　「形なきかたち」の知覚
　　　形の知覚／形なきかたちの知覚
　２　「形」の知覚と不変項―剛体のダイナミック・タッチ
　　　不変項―変化のなかの持続
　　　剛体のダイナミック・タッチ
　　　「不変項」としての慣性テンソル
　３　「形なきかたち」の知覚と複合不変項―ふたたび〈ひも〉の知覚を手がかりとして
　　　「形なきかたち」の知覚と複合不変項
　　　複合不変項とアフォーダンス
５章　打検士の技―洗練された行為とアフォーダンス　黄倉雅広
　１　見えない中身を調べる
　　　食料品に異物が混入
　　　打検は最後の全数検査
　２　打検とはどのような作業か
　　　検査の現場は騒がしい
　　　打検士のさまざまな振る舞い
　３　缶詰という環境
　　　検出される不良品
　　　缶詰の来し方、行く末も見る
　　　不良品の重要度
　４　不良品を見つけるコツ
　　　打検士が叩き出す音
　　　打検音の分析
　　　音だけではない
　５　不良品はどのように名付けられるのか
　　　不良品の多様性
　　　不良品項目には明確な境界はない
　　　打検士がつくる不良のカテゴリー
　６　まとめ―ふたたび、打検システム

ギブソンの生態心理学を知るためのブックガイド
編者・著者紹介

[シリーズ]
『ヴィゴツキーの方法─崩れと振動の心理学』　高木光太郎
『記憶の持続　自己の持続』　松島恵介
『ジェスチャー─考えるからだ』　喜多壮太郎
『脳と身体の動的デザイン─運動・知覚の非線形力学と発達』　多賀厳太郎
『シリーズ・身体とシステム─アフォーダンスと行為』　佐々木正人・三嶋博之編著
『暗黙知の解剖─認知と社会のインターフェイス』　福島真人

[図書分類] 生物学・生態学・生命誌｜認知科学｜思考・思想・哲学｜心理学・精神分析
[キーワード] BODY（身体）｜CONSCIOUS・SENCE｜ECOLOGY｜RULE（法律・法則）

[コード] 4760895116

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